我々はコムギ動原体局在反復配列を含むBACクローンをマルチコピー導入した形質転換タバコを作出し、そのゲノム構造をFiber-FISH法により可視化した（Imazawa et al. 2009）。Fiber-FISH法を用いた研究は、関西福祉科学大学の山本真紀教授の協力のもと行われたものである。



図：形質転換タバコにおけるマルチコピー導入された遺伝子座のFiber-FISH像

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関連発表

今澤忠宣・中野亜紀子・山本真紀・鈴木剛・向井康比己 (2003) アグロバクテリウム法により作出した形質転換タバコにおけるタンデムに並んだ導入DNA断片の可視化.　
日本遺伝学会第75回大会. 仙台. 2003-9-24.

Imazawa, T., Nakano, A., Suzuki, G., Yamamoto, M. and Mukai, Y. (2004) Genomic organization of integrated T-DNAs in transgenic tobacco plants.
2nd Asian Chromosome Colloquium, Daejeon, 2004-5-20...22.

今澤忠宣・中野亜紀子・山本真紀・鈴木剛・向井康比己 (2004) 形質転換タバコにおける導入T-DNA断片の構造解析と物理的マッピング.
日本遺伝学会第76回大会. 大阪. 2004-9-27.

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論文掲載

Imazawa, T., Suzuki, G., Nakano, A., Yamamoto, M., and Mukai, Y. (2009) Visualization of multiple T-DNA loci by FISH on extended DNA fibers.
Plant Biotech. 26: 421-425.